住宅ローン控除がある場合の源泉徴収票の見方【ちょっと複雑】

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住宅ローン控除がある場合の源泉徴収票の見方について説明します。毎年同じような内容が記載されている源泉徴収票ですが、住宅ローン控除が入ると急に見方が難しくなります。翌年の住民税への影響もあるので、そのあたりも解説していきます。

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住宅ローン控除ありの源泉徴収票の見方、全体像

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住宅ローン控除が源泉徴収票に記載されるのは、新居に入居してから2年目以降です。入居年は自分で確定申告しますが、2年目からは会社が年末調整してくれて源泉徴収票に反映されます。住宅ローン控除ありの源泉徴収票と住宅ローン控除なしの源泉徴収票を比較してみましょう。

住宅ローン控除なしの源泉徴収票

まず、住宅ローン控除なしの源泉徴収票です。平成28年から従来様式より2倍の大きさになり、記載事項が増えました。見方自体は基本的に変わっていません。
↓住宅ローン控除なしの源泉徴収票
給与源線年収480.png

住宅ローン控除ありの源泉徴収票

こちらは、住宅ローン控除ありの源泉徴収票です。住宅ローン控除の適用があると、右上の源泉徴収税額が小さくなったり、真ん中あたりにもいろいろ書いてありますね。このあたりが住宅ローン控除があるときに見方で気をつけるところです。全体像はつかめたでしょうか?
↓住宅ローン控除ありの源泉徴収票
ローン控除引ききれない.png

住宅ローン控除ありの源泉徴収票の見方、詳細編

ローン控除説明順序.png
住宅ローン控除があるときの源泉徴収票の見方をもっと細かく見ていきましょう。住宅ローン控除額が引ききれない場合の住民税からの控除についても説明します。源泉徴収票の見方は、上記画像A〜Gの順に説明していきます。説明の便宜上、変則となりますがご容赦ください。

A.住宅借入金等特別控除適用数

これは、住宅ローン控除を何個適用しているかを書く欄です。通常は家を買うだけなので「1」です。中古住宅をローンで買って、さらにリフォームもローンでやるときは「2」になります。数と聞くと、居住年数をイメージしがちです。「1」は住宅ローン控除という点が見方の注意点です。
↓ほとんどの人は「1」
住宅借入金等特別控除適用数.png

B.居住開始年月日

これは、簡単ですね。いつ入居したかを書くだけです。2回目の欄を使うのは、購入もリフォームの2回で住宅ローン控除を使うケースです。通常は使いません。
↓西暦ではなく平成
居住開始年月日.png

C.住宅借入金等特別控除区分

住宅ローン控除の適用理由を書く欄です。一般的には「住」が入るケースが多いです。見方は下記4種類に分かれています。
・「住」・・・一般住宅購入(大多数がこれ。下記以外です)
・「認」・・・認定住宅購入
・「増」・・・リフォーム(増改築の増)
・「震」・・・東日本大震災被害者の特例
↓一般住宅購入の源泉徴収票
住宅借入金等特別控除区分.png

D.住宅借入金等年末残高

住宅ローンの年末残高です。銀行から送られてくる証明書に記載されている金額そのままです。
↓年末ローン残高
住宅年末残高.png

E.住宅借入金等特別控除可能額

住宅ローン年末残高の1%です。これが限度額を超えるときは限度額を記載します。近年の購入では、新築が40万円、中古20万円という限度額設定です。
↓中古物件購入で年末残高23,125,855円
住宅借入金等特別控除可能額.png

F.住宅借入金等特別控除額

実際に年末調整で差し引いてくれた住宅ローン控除額です。「可能額>控除額」の場合は、所得税から引ききれなかったので住民税から控除されるという意味です。例だと、可能額20万円なのに7万円しか所得税から引けませんでした。

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G.源泉徴収税額

年末調整で住宅ローン控除を適用してもらった最終的な所得税です。ゼロのときは、毎月差し引かれていた源泉所得税を年末調整で全額返してもらえます。

住宅ローン控除ありの源泉徴収票の見方、まとめ

住宅ローン控除があると源泉徴収票の見方は複雑になります。正直、全部の意味を理解する必要はないと思います。でも、住宅ローン控除が住民税に影響するかどうかの見方は知っておいて損はないでしょう。