源泉徴収票の見方がわかれば医療費控除の還付額が分かるって知ってる?

源泉徴収票の見方がわかると、医療費控除でどれくらい税金が安くなるかがわかることを知っていますか?「源泉徴収票」や「医療費控除」で検索すると、源泉徴収票の見方や医療費控除のルールなど、基本的なことしか出てきません。この記事では両方の組み合わせで説明します。

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源泉徴収票の見方、医療費控除に使う基本だけ抑えよう

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源泉徴収票の見方のうち、医療費控除で税金がどれだけ安くなるかに関係するところを確認しましょう。確認するといっても、4つの数字だけです。医療費控除に関係なく、源泉徴収票の基本的な見方として重要な4つの数字を説明していきます。
↓源泉徴収票のサンプル
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A.支払金額

源泉徴収票上部の一番左の数字は、支払金額です。これは年収のことです。税金や社会保険料などを差し引く前の額面とも言われます。

B.給与所得控除後の金額

左から2番目の数字は、給与所得を示しています。給与所得とは、Aの年収から経費(給与所得控除額)を控除した金額です。会社が計算してくれるので、見方だけわかれば十分です。

C.所得控除の額の合計額

所得控除とは、社会保険料や扶養などの支出や家族に応じた控除です。年末調整で会社が所得控除を計算してくれるのですが、医療費は自分で確定申告しないといけません。

D.源泉徴収税額

源泉徴収税額は、毎月の給料から差し引かれた源泉所得税のうち、年末調整で返金された金額を差し引いたイメージです。要は正しい所得税額です。ちなみに、給料から天引きされる住民税は源泉徴収票には記載されません。

源泉徴収票の見方がわかったら次は医療費控除をざっと理解しよう

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源泉徴収票の見方がわかったら、次は医療費控除のルールを簡単に確認しましょう。

医療費控除は所得控除

医療費控除は、源泉徴収票の4つの数字で説明したところのCです。自分で確定申告することで、給与所得から差し引いてもらうことができる所得控除です。

10万円以下の医療費は控除できない

医療費控除は、支払った医療費のうち10万円を超える部分だけが控除の対象です。例えば、15万円支払ったのならば5万円が医療費控除の対象となります

医療費控除額は最大200万円

大きな手術をしたなどで高額な医療費を払ったとしても、控除額は最大200万円です。例えば250万円支払った場合、10万円の足切りで240万円としたいところですが、200万円となります。

源泉徴収票の見方で医療費控除の効果を確認しよう

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源泉徴収票の見方がわかって医療費控除がざっと理解できたら、税金がどれだけ安くなるかの見当が付けられます。「医療費を50万円払った人が医療費控除をした場合」でシミュレーションしてみましょう。

医療費控除額を計算する

医療費控除額は10万円を超える金額だけが対象なので、医療費が50万円なら控除額は40万円です。

医療費控除額を差し引いた所得税を計算する

「BーCー医療費控除額」を計算しましょう。計算された金額を課税所得金額と言います。この課税所得金額を速算表に当てはめると、医療費控除を考慮した所得税額が計算できます。
↓速算表
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例だと、「3,300,000-1,900,000-400,000=1,000,000」で課税所得金額が求められます。速算表に当てはめて51,050円と計算できます。

源泉徴収税額との差が所得税の還付額

上の速算表で計算した所得税額と源泉徴収票の源泉徴収税額の差が返金してもらえる所得税の目安です。例だと、約2万円を返金してもらえると計算できます。

住民税が安くなるのは課税所得金額の10%

医療費控除は住民税にも影響しますが、今まで見てきたのは所得税です。住民税は課税所得の10%程度です。よって、医療費控除を考慮すると約4万円安くしてもらえます。計算してみてくださいね。

源泉徴収票の見方と医療費控除、まとめ

源泉徴収票の見方がわかると、医療費控除の節税効果も分かることが理解できたでしょうか?別に正確な金額でなくても、だいたい医療費控除で安くなる金額を知りたい人は多いと思います。源泉徴収票の見方はいろいろ使えるので、基本の4つの数字は是非もう一度確認しておいてくださいね。