源泉徴収票の見方、社会保険料の内って何のこと?

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源泉徴収票の見方で、社会保険料の欄に「内」って書いてあるのを知っていますか?数字が二段書きになっていて、何を意味しているか気になるところです。今回は、源泉徴収票のうち、社会保険料「内」の意味と数字が何を示しているかを説明していきます。

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源泉徴収票の見方、社会保険料の欄の「内」の意味は?

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源泉徴収票の見方で、社会保険料の欄の「内」は、小規模企業共済等掛金控除を示しています。と言われても、そもそも小規模企業共済等掛金控除がわからないですよね。

小規模企業共済等掛金控除とは?

源泉徴収票の社会保険料の「内」に出てくる小規模企業共済等掛金控除は、「小規模企業共済」、「確定拠出年金」などの掛金を払った場合の控除です。小規模企業共済は個人事業主や中小零細企業の役員が入り、確定拠出年金はサラリーマンが入るケースが多いです。。これらは退職金や年金の準備を行うための掛金で、払った全額が所得控除になります。税制上は社会保険料と同じ効果があるので、いっしょに記載しているのかもしれませんね。

社会保険料控除額と「内」の金額の意味

源泉徴収票の具体例を使って、社会保険料控除額と「内」の関係を見ていきましょう。
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例の場合、大きな数字である960,000円は、社会保険料控除と小規模企業共済控除の合計額を意味しています。上段の「内」は小規模企業共済等掛金控除240,000円を示しているので、差額760,000円が社会保険料控除となります。源泉徴収票には、社会保険料控除760,000円という数字が表示されないので、引き算で求めるところが見方のポイントと言えますね。

源泉徴収票の見方、社会保険料の欄以外にも「内」がある

源泉徴収票の見方では、社会保険料以外の「内」も迷ってしまうポイントです。社会保険料以外に「内」が使われるケースは少ないですが、いちおう見方を説明しておきます。

支払金額

支払金額の「内」は、未払いの給料を示しています。普通の会社ではありえないことです。
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源泉徴収税額

源泉徴収税額の「内」は、源泉徴収をすべきなのにしていない所得税額を示しています。これも通常は使うことはありません。
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控除対象扶養親族の老人

老人が控除対象扶養親族になる場合、控除対象扶養親族の老人欄に数字が入ります。その老人が本人や配偶者の両親でいっしょに住んでいるときは、「内」のところにも数字が入ります。「同居の75歳の母」の場合の記入例は下記のとおりとなります。
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障害者のうち特別障害者

扶養親族が特別障害者の場合、人数を書きます。さらにその特別障害者が本人と同居しているときは、「内」にも数字が入ります。さきほどから登場している同居の母が特別障害者のときは次のように表示されます。
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源泉徴収票の見方、社会保険料などの「内」のまとめ

源泉徴収票の見方で、社会保険料などの「内」は直感ではわかりにくい構造になっています。通常、社会保険料の「内」は関係ない人が多いのですが、平成29年から確定拠出年金の規制緩和で関係ある人が増えてくると思います。